2004年08月26日

他の人も抵抗があったんだ

 プロってなーに? 銅の“長嶋ジャパン”アテネ五輪・野球 (スポーツナビ)

 あぁ、ようやくちょっと納得の行くコラムがあった。
 朝、煙草を吸いながら考えていたことがあった。

 「五輪サッカーだってプロ集団じゃないの?プロ野球から集めた五輪野球チームとどこが違うの?プロってなぁに?なんで金じゃなきゃ駄目だったんだろ?」

 という事。 で、考えてみた。
 ひとつには、世界で数少ない「プロ野球リーグがあり野球が盛んな日本」であること。
 そして、そのプロ選手を集めた「ドリームチーム」であること。
 監督が「長嶋」であること。
 これらのことから、日本の五輪野球チームは金を取ることが使命になっていたのだろうと考える。

 じゃ、サッカーは?
 現在FIFAランキング20位の日本。U−23なので一概にこの順位が正しいとは思えませんが、この順位のチームに対して「金」を要求するのは酷であろう。 何事にも絶対ではないが。 まぁ予選リーグ突破してくれればいいなぁとは思ってましたがなかなか世の中は厳しいものです。

 あぁ、そうか。世界でのランクの位置が違うから、サッカーはプロ集団でも野球ほど言われないのか…と、一人納得してみました。 ふむ。

 コラムの中の・・・
 で、ずっと抵抗があったのは、「長嶋ジャパン」という表現である。ジャパニーズ・メディアは何の疑問も抱かず、「長嶋ジャパン」を常用してきた。これって、やっぱり変じゃないのか。そりゃ、カリスマ長嶋さんがすごい求心力を持っているのは分かる。でもオリンピックは監督不在で勝てるほど甘くない。どの国も必死で準備し、データを収集分析し、監督の「これでいく」とのド迫力で戦うのだ。

 なんで長嶋なんだろうなぁ、と。そして監督をしたこともない「勘と感覚の男」中畑が監督代行だもんなぁ。 「勘と感覚」・・・長嶋も同じか。 この結果はそういう意味では妥当かもしれません。
posted by 風子 at 16:15 | Comment(7) | TrackBack(1) | Sports | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マジに『銅なのに、成田で土下座しなきゃなんないような雰囲気だねぇ』とニュースを聞きながらため息出ちゃいました。
もともと今回の『長嶋』は、対スポンサー対策が本業で、野球は中畑以下がやるもんだと思ってました(笑)
「長嶋ジャパン」という言い方は対スポンサー用だと割り切ってたんで、私はあんまり抵抗なかったです。
もし、監督が変わったら「資金」も「選手」もこれだけ集められたかな?

ただ、野球に関しては、サッカーなら当たり前になってきた『情報分析チーム』が不在だったんじゃないかなぁ。本当なら、これは中畑氏や大野氏らの仕事だったんだと思う。
大半が格下の国だからって研究が甘かったんじゃなかろうか。それと選手自身が、日本のプロ野球の範疇から抜け出してなかったんじゃなかろうか。ストライクゾーンの違いとかも含めてね。
唯一負けた豪州の押さえは、阪神のウイリアムスでしょ。ペナントレースと同じことが起こっただけで、それを思えば、そういう対策をしてなかったという甘さが「銅」レベルで終わったんだろうなー。

「勘と感覚」の男、中畑って(笑)、あれでも駒沢大で主将をはってたらしいから、ただの××ではないだろう(爆)
今回の監督代行ってのも大変だったと思う。ちなみに中畑が他のチームの監督をしないのは、某○人の○督をしたいからなんじゃないかなー。あそこのチームってヨソから監督は呼ばないから。
※長文、すみません(ぺこり)
Posted by なっちゃん at 2004年08月26日 22:02
 まぁ、『金』狙ってましたからね。 「土下座しなきゃなんない雰囲気」ってのは仕方ないかなぁと思います。 それだけのメンバー揃えて行ったハズだし(笑止千万)
 わざわざ長嶋を連れてこなくても、初のプロ野球ドリームチーム(笑)という事だけでスポンサーはついてたんじゃないかと思いますよ。

 情報分析には、上記紹介しているコラムにも書いてありましたが、全くその通りだと思います。 オーストラリアが日本の選手を良く知っている選手を出してきたという事は、想像しやすい事だと思うんですよねぇ。 もうそれは情報分析以前。 阪神から聞いとけって感じ。 キューバキューバばっかり言ってたから、足元をすくわれたという事ですかね。 リーグ戦でなれちゃってる選手やスタッフの感覚が、トーナメントにマッチしなかったのかもしれません。

 中畑が駒沢で主将だったという話は知ってますが、監督未経験の人に代行をやらせるのはどうなの?という事で。 大変なら、他にも采配を触れる人っていうのはいくらでも日本にいるんじゃないの?という事です。 1点差のゲームは監督の采配で決まる、と言われる事もあるぐらいですから。
 あぁ、巨人の監督をやりたいから他のチームの監督をしたこともないスタッフに采配される選手もかわいそうだな、とちょっと思ってみた。
Posted by 風子 at 2004年08月27日 10:30
「長嶋ジャパン」のこそばゆさ、ユルさ、
思っててもあんまり言わないですよね
スポンサー 云々は別として
やはり「長嶋さん」は日本にいくつかある
「アンタッチャブル」のひとつなんだと思います

昨日の報道ステーションのアテネコーナーで
栗山さんが 野球日本の敗戦理由を訊かれ
「戦略がないんですよ」と言い切っていたのには
笑いました もっと早く言おうよ 栗山さんさ。

そそ。みんなもっと早く言おうよ 思ってることをサ
遅いよ。遅い。
いやさ、別に銅でも銀でもいいのよ 銅だって偉いしさ

ただ、戦い終えても

「選手は素晴らしかった 銅でも胸をはって」
「闘う姿勢を見せてくれた」
「敗戦の責任は全て私にあるby中畑さん」
「これは北京への新たな一歩で」

云々のコメントコメントにはめんめんとユルさが連なっていてさらにこそばゆさに拍車をかけているような

スポーツって凄く正直で雄弁でし
言われなくても感動するときはするし
限界までやってるときは何故かビンビンわかるし
今回の「長嶋ジャパン」はそれとは少し離れたところにあったというのが私の意見でし。誰かひとりのせいってわけじゃなくてね。

サッカーについては組み分けの段階で「突破できる」と思ったサカーファンは少ないと思う でしょ?
でも「いい試合」は見たかったワケで。茄子のアレは予想だにしなかったワケで(苦笑)
乗り越えろ茄子君!







Posted by Hiro at 2004年08月27日 12:35
 そういえば…、中田が五輪に出場したときのことを思い出しました。あの時は確か2勝したんだけど、得失点差で決勝へいけなかったんだっけ。 ま、そんなもんなんですよね。 でも中田はその五輪で何かを得たであろうし、それが今の活躍に結びついていると思います。 松井@京都もフランスへ行くらしいので、是非頑張って欲しいし、他の戦士たちも、五輪で得た何かをこれからのサッカー人生の中で活かしてもらいたいものです。

 緩いっすね、長嶋ジャパン。 野球も好きだが、あえて言おう、長嶋から脱却しろと(似非ギレン風)
 へぇ、最近報道ステーションは見てないんですが、栗山さんはそんなことを言ってたんですか。 戦術ねぇ…頭痛くなってきた。 大体最初からわかってた事のように思えるんですが…。 負けたからボロボロ出てくるんだろうなぁ。

 「頑張ってる具合」は野球はかなり伝わりにくいスポーツかもしれませんね。 どうしても投手vs打者の構図になりやすいし。 1球ごとに野手たちが守るポジションを変えているなんて事はTVでは映らないし。 難しいところです。 自分で言っといてナンですが、そういえばソフトボールは感動したですよ。負けましたが。 この違いですかね。

 今まで私が散々こき下ろしている中畑監督代行ですが(笑)、実はあのキャラクターは嫌いではないのですよ。 各チームから預かっている各チームの中心選手をいかに使うか、というところに監督代行の遠慮があったのではないかと。 所謂「オールスター戦の時の監督の気持ち」です。オールスターはお祭だから負けても許されるけど。 そういうところは、ベテランの監督経験者を据えておかなきゃ駄目なんだろうなぁ、と思いました。

 パラグアイとイタリアを破って決勝リーグにいけるような代表だったら、そのままA代表にしちゃってもいいと思いました(笑)。 だから、がんばれ、茄子。お前のせいじゃない。みんな緊張してたし、変だった。
 文句はそーゆー時に、茄子をキャプテンにした、山本監督へ(`ФωФ´)

#つか、これコメントじゃなくてエントリでもよさそうな内容ですこと(笑
Posted by 風子 at 2004年08月27日 14:08
去年、シックスアパート(MTの開発企業)の人が東京に来たイベントがあって、http://www.cakesjun.net/mvbg/archives/000481.html
ほうほう
Posted by 酢鶏 at 2004年08月28日 18:52
野球のバラバラ感はいつもがっかりします。

野球を発展させるための組織になっていませんよね。
アテネにプロ野球の関係者は一人も行ってなかった
みたいですね。
現状のままで放置すると野球はどんどん
マイナースポーツになりますね。

サッカーは予選リーグで敗退しましたが
協会全体でサポートしてるなと思いました。
その一体感に共感しますし
今回の失敗も次に生かせるだろうなと

Posted by おおた@みのお at 2004年08月29日 01:02
 こんにちは、おおたさん。
 野球がこんな状態になっているのを、最近になってやっと理解した風子です。
 そうなんですか、アテネには関係者は行ってなかったんですか・・・。 まぁ、リーグ戦やってるという事もあるのかもしれませんが、プロ野球機構の人たちが行ってもよかったと思うんですけどね。 アトノマツリという奴ですが。

 一時期、ラグビーブームがあって、その頃サッカーはマイナースポーツで。 一足先にプロ化して、イロイロな団体や規約を作って今のプロサッカー=Jリーグがあると思っています。 ラグビーはどうもそれに乗り遅れてしまった感があります。 きっかけと実現手段がいかに大事かという事ですかね。

 五輪で失敗しても、次の世代(A代表)があるし、彼らはその代表の予備軍だという事も野球とは違うところかもと思いました。 結局FIFAの考えた「頂点=W杯」という考えかたがサッカーを伸ばしているのかなぁ。
 そして今後、その協会全体のサポートが、女子サッカーにも・・・と、願ってやみません。
Posted by 風子 at 2004年08月30日 11:51
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ドリームチームが銅メダル、で視聴率は?
Excerpt: アテネ五輪の野球で日本が銅メダルを獲得した25日の3位決定戦を中継したテレビ朝日
Weblog: 〜ふぐ屋、風と共に去らぬ〜
Tracked: 2004-08-26 18:19
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