2006年11月22日

柳下監督 退任[札幌] チーム作りとフロント

 「柳下監督退任 J1昇格逃し引責 厳格さチームに浸透せず」(北海道新聞)

 ヤンツーさんが3年で退任する。
 私はヤンツーさんの目指すサッカーは面白いと思っている。 ヤンツーさんの監督記者会見の記事を見るのが好きだ。 ただJ1に上がるのが目標ではなく、J1で戦える集団を作ろうという意図が見えているからだろうか。

 しかし、そこには「監督とフロントとのクラブ運営をめぐる考え方のずれ」があったらしい。
 難しいものだと思う。 また、北海道という地域性もあるのかもしれない。
 J2というトップリーグではないのにも関わらず、メディアへの露出が多い。 周囲が持ち上げる。…等。
 一長一短なんだろう。
 メディアに出て、周囲の目があることで、サボれなくなる。 下手なプレーが出来なくなる。 メディアに出る事で観客が増える…等。 しかし、一方勘違いをする選手もいるのだろう。

 監督とフロントの意識のズレが、この結果を生み、更に選手までも監督批判をするようになる。 これは監督に対する不満をフロントが選手の前で言っているから、そういう結果になるのではないだろうか。
 「監督vsフロント+選手」 こんな構図が出来てしまっては、チームはどこに行くのだろうか。 サポーターはどうすればいいのだろうか。 自分がサポートしているチームではないにしろ、色々考える。
 理想像は「監督+フロント+選手+サポーター」だろうか。

 3年やってもらった監督に対して、今この時期にこういう記事が出てしまうのも悲しいことだな…と。 この時期だからこそ、という一面もあるのだが。
 次の監督について、HFCの児玉社長は「選手を家族として見ながらチームづくりができる人材」と、理想像を述べた。これもまた、厳しさが目立った柳下監督へのアンチ・テーゼだった。
 来年の監督発表を楽しみに待っていよう。

 鳥栖では、松本監督の退任が発表された。松本監督はGM兼専務執行役員になり、フロントに入る。 鳥栖の躍進の鍵は、それこそ「監督+フロント+選手+サポーター」という理想像だろう。

 そして、わが身を振り返る。
 他人事では、ないはずだ。
posted by 風子 at 17:05 | Comment(0) | TrackBack(1) | Soccer | 更新情報をチェックする
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ぬるま湯
Excerpt: 大人の諸事情のため、すっかり乗り遅れてしまいましたが、 ■柳下監督、今季限りで退団(道新) 想定していたこととはいえ、やっぱりさびしいですね。 少なくとも、ワタシの中では、選手育成に関してはコン..
Weblog: どつぼぶろぐ
Tracked: 2006-11-23 20:15
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