レポートというより、印象に残ったところだけご報告です。
OSASUNAから、Mr.Corera,Mr.Los Arcos が発表。産能大からは総合研究所の田中教授が発表。
Mr.Coreraは育成部門(テクニカルセンター)の最高責任者、Mr.Los Arcosは元OSASUNAでFWとしてプレーをして、監督も経験した方です。
Mr.Coreraの後援を聞いて思ったことは、非常に組織としてマネージメントがしっかりしているということでしょうか。一般的な会社は当然のごとくやっていることだとおもいますが、日本のJリーグのクラブチームはやってるんでしょうかねぇ。
・どのように実現するか。何を目的とし、行動計画を作成するのか。
・業務の範囲を決める。担当者を決める。役割を決める。それによって、責任範囲がしっかり分担される。
・常に品質を表すする指標を持っている。継続的な評価を行う。
・具現化する手法にも評価を行い、フィードバックする。
・人材について。常に近で見る。経験や特性を活かす。経験や特性を踏まえて配置する。
・それぞれの人材は、同じ1つのプロジェクトを共有しているそれぞれ違う人間であることを理解する。
Mr.Los Arcosのお話は「育成スキー」な人たちにはたまらないだろうなぁと(w
・育成とは、最大限の能力の開発を行う事。サッカープレーヤーの持てる資源を活用することである。
・サッカープレーヤーの特性=戦う者たちの特性を伸ばすことであり、常にボールを持つことが大切。その為、全ての選手が出来る限り試合に出ることを、下部組織のコーチに依頼している。
・外部協力として、心理学者や栄養士やコンサルタントと契約している。
・最重要なのが、コーチ・監督の育成である。コーチ・監督がしっかり育成できていれば、選手が安心できる。
・仕事をする上での理念↓
・自分の仕事をよく理解する。
・コーチや監督は自分が師匠だと思いがちだが、本当の師匠は「プレー」である。
・コーチや監督から何かを教えてもらって育っていくのではなく、選手たちは自ら学んで育っていくものである。
→「聞いただけでは忘れてしまう。見ることで覚えられる。しかし自分でやることで理解できる」
「Si escucho, olvido. Si veo, recuerdo. Si hago, comprendo.」
その他にも「スポーツの方程式」とか…非常に面白い講座でした。
OSASUNAはバスク大学との提携をしていて、今年で3年目になるそうです。
いやぁ、「聞いただけでは忘れてしまう。見ることで覚えられる。しかし自分でやることで理解できる」ってのは、非常に為になりました。今後に活かせそうです、はい。