彼の生涯を描いた映画を高校生の
ころだかに観ました。映画自体の
完成度は決して高くないと今でも
思っていますし、彼の思想の全てを
受け入れることは俺にはできません。
が、その映画を観て、類稀なる
インパクトを受けたのを覚えています。
情緒不安定気味だった思春期の事、
ってのを差し引いても、あの衝撃は
未だにどこかに残っています。
今日、彼の臨終の地となった場所へ
行きました。死のまさに数分前、
彼が歩いた足跡がそのまま
モニュメントとして地面に
残されています。そしてそれが
突然に途切れる。本当に、唐突に。
その途切れた場所が、彼が銃弾を
受けた場所なのです。
「あっさりとヒトは死ぬのだな」。
どんなことを生前にしても、
もちろん、しなくても。
そんなことをつらつら想いながら、
暖かな冬の昼下がり、ふらふらと
今は記念館になっているその場所を
歩いていました。
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ヒトを完成するよ♪